半年にわたる改修工事を終えたユアスタで、リーグ後半初戦のヴァンフォーレ甲府戦に臨んだベガルタ仙台。今シーズン初となる本拠地での一戦を前に、サポーターの期待も高まります。
サポーター
「選手との距離感がとても近くて1つのチームとなって応援できるのがとても良い」
「人がギュッとなって一体感が生まれている。相手を圧倒するような応援がしたいです」
勝てば、自動昇格圏内の2位に浮上する負けられない一戦。試合立ち上がり、ディフェンスラインを高く保ちプレッシャーをかけてくる甲府に対し、仙台はロングボールで対応。相手の背後を狙い、チャンスを生み出しますが、最後の所で精彩を欠き、決定的なシュートまで持ち込むことができません。
すると、前半23分でした。最終ライン近くでボールを奪われピンチに!ここは、守護神・林がしっかり抑えますが、その後も、試合の主導権を甲府から奪うことはできず。枠内シュートゼロ、スコアレスで前半を終えます。
駆け付けた1万5000人を超えるサポーターに勝利を。なんとか先制点を奪いたい仙台でしたが、後半開始早々、ピンチを迎えます。
再び林のビッグセーブで切り抜けると、19分、この日一番の決定機を迎えます。後半から入ったキャプテン・郷家のクロスにオナイウがボレーシュート!これは、枠を捉えることができず。
その後も、果敢に甲府ゴールに迫りますが、最後まで堅い守備を崩すことができなかった仙台。後半戦初戦は手痛いドローに終わりました。(ベガルタ仙台0-0ヴァンフォーレ甲府)
ベガルタ仙台 森山佳郎監督
「かなり(甲府相手に)得点するのは難しいだろうと思って準備したつもりだったけど、まだまだ甘かったという所」
ベガルタ仙台DF 井上詩音選手
「想像以上の迫力と声援を前にして、圧倒されて、選手としてすごくやる気が出て、最高だなと思った。目の前の相手を倒していくことがJ1昇格につながる。まずは目の前のジュビロを相手にしっかりやれることをやって勝ちたいなと思う」
J2の順位表です。仙台は4位のままですが、2位千葉から6位磐田までの勝ち点差はわずか3。リーグは大混戦となっています。