貸会議室大手のTKPが、大分県大分市中心部のテナントビルを取得したことを明らかにしました。
TKPとして県内では初めての貸し会議室事業で、2026年4月に引き渡されるということです。
◆TKP 河野貴輝社長
「我々TKPの本業は貸し会議室と宴会場。実績が十分にあって、これからさらに近くのホテルとも連動できるソレイユは魅力的だったということです」
TKPが取得したのは貸会議室などが入る大分市中央町のテナントビル「ソレイユ」です。
ソレイユは全労済の所有でしたが、6月20日付けでTKPが取得する売買契約を締結しました。
TKPは、JR大分駅前に2025年12月に開業する予定のアパホテルの建設を進めてきました。
しかし、県内で本業である貸会議室は所有しておらず、今回、大分駅から徒歩10分程度と立地が良く、建設中のアパホテルとも近い「ソレイユ」を取得することで連携してさらなる収益を見込んでいます。
なお、現在ソレイユで契約中のテナント企業との契約は継続するということです。
◆TKP 河野貴輝社長
「このスペース(ソレイユ)プラス、アパホテルがあることで、県外からの団体研修、海外の研修の需要を取り込むことができると考えています。大分に来ていただいて研修だけではなく、大分や別府のいいところも見てもらうと」
今回の売買契約について全労済の高橋忠雄専務理事は、「これからは共済事業に力を入れていくため貸会議室事業などは、TKPさんにゆだねてさらに価値を上げていただき、地域社会に貢献したい」と話しています。
ビルの引き渡しは2026年4月1日の予定です。