コメの高騰をはじめ物価高によって、苦しい生活を送っている学生も少なくありません。そうした中、宮城県名取市の尚絅学院大学では6月23日、通常600円するランチセットを200円で提供する取り組みを期間限定で始めました。
記者リポート
「尚絅学院大学の食堂です。お昼になり多くの学生が集まってきました。みなさんのお目当ては、こちらハンバーグ定食、きょうはこちらがなんと200円で食べられるということです」
ハンバーグにご飯とみそ汁、それに野菜の小鉢もついて、たったの200円!普段は600円のため、じつに3分の1の安さです。
塩ラーメンにガトーショコラがついたセットも、税込み200円です。
学生
「普段のランチ予算は500円とか。ありがたい、一食が高いので」
「食堂まで走りました。授業終わって」
尚絅学院大学では、保護者や教職員からお金を集めて「200円ランチ」を実現。メニューは日替わりで1日120食限定です。
尚絅学院大学学生生活課 佐野ひかるさん
「食費を削るために朝ごはんを抜いてしまったり、昼食も少ししか食べないという学生も多くいます。もう少しで試験も始まるので、ぜひ栄養のある食べ物をたくさん食べてもらって、勉強をたくさん頑張ってもらいたい」
6月23日は1時間ほどで完売。特にご飯は高騰が続く中、大満足の一杯だったようです。
学生
「コメも今高いので、大学でいっぱい食べられるのはうれしい」
「スーパーに行っても高いので、200円はありがたい」
200円ランチは7月末まで提供され、夏休みを挟んで9月からも約1カ月間続けるそうです。