アメリカ軍によるイランへの攻撃を受けて、イスラエル国内の状況はどうなっているのでしょうか。

イスラエル・テルアビブ近郊から、FNNイスタンブール支局長・加藤崇記者が中継でお伝えします。

テルアビブ近郊では30分ほど前にも空襲警報が鳴り、私たちはシェルターに避難していました。

そして後ろには大きく倒壊した建物があるんですが、これはきのう、イランによる大規模攻撃が行われたためです。
現在はがれきの撤去作業が行われているほか、住民は家財道具の片づけに追われています。

そして、イランの最高指導者・ハメネイ師は日本時間23日午後、「イスラエルは大きな過ちを犯した。罰せられなければならない」との声明を出しました。
イスラエル市民は、さらなる報復攻撃に備えています。

ただ、取材していると市民からはあまり悲壮感が感じられません。

というのも、イスラエルは長年イランの核開発を国家存亡に関わる脅威と捉えてきました。
イスラエル軍の作戦、そして今回のアメリカ軍の攻撃は、その脅威を取り除くための絶好の好機と受け止めていて、報復があろうとも、市民は作戦を支持している人がほとんどです。

市民たちは、空襲警報のたびに地下シェルターに避難する生活を続けながら、軍事作戦が終わるのを待っています。

フジテレビ
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国際取材部
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