6月22日午後、宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山の新燃岳が7年ぶりに噴火しました。
灰が降った高原町では、登校する児童にマスクの着用などを呼びかけています。
鹿児島地方気象台は22日午後4時37分に新燃岳の噴火を観測したと発表しました。
噴煙は一時、火口から500メートル以上の高さまで上がり、西から東、宮崎県の方面に流れました。
連続的な噴火はおよそ1時間20分後に停止。
噴石の飛散などは確認されませんでしたが気象庁は、火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石などに警戒を呼びかけています。
一夜明け、灰が降った高原町の小学校では…。
(早瀬純哉記者)
「登校班の中には、マスクをしている児童もいます。ヘルメットをかぶった校長先生が児童を迎えています」
火口からおよそ5キロのところにある、高原町の狭野小学校では、新燃岳の噴火を受けて、保護者向けのメールで登下校時のマスク着用や傘の持参などを呼びかけました。
(狭野小学校 津曲健校長)
「きのうは狭野方面には降灰はなかったが、次の突発に備えて、いつ噴火するか分からないのでしっかり備えていきたい」
狭野小学校では教室にひとり1つずつヘルメットを設置していて、緊急時に備えて登下校時も持ち運ぶように指導するということです。