学生の減少が続く中、美作大学の公立化を検討するため、津山市は有識者会議を立ち上げ、6月21日、第1回の会合が開かれました。
この会議は、美作大学の今後の在り方を専門的かつ客観的に議論し津山市が判断するための意見を取りまとめます。
メンバーは県内外の公立大学関係者をはじめ、地域の経済界や教育機関の代表など9人の委員で構成されています。会議では、大学の概要や減少が続く入学者の状況などが報告されました。
1967年設立の美作大学には、現在850人の学生が在籍し、福祉や保育、食の分野で地域の人材を育てています。学生減少による経営不安を受け、運営する美作学園は去年1月、市に公立化を要望していました。
(傍聴した人は)
「今の状態から何が変わるのか、津山市としてどう受け入れるのか、検討会で検討してもらいたいし、市民の意見を聞いてもらいたい 」
(美作大学の公立化に関する有識者検討会議 西山修会長)
「美作大学の公立化が 議論の中心ではあるが、それに合わせて津山の未来、街づくりについて議論していくことが、むしろ重要だと思う」
会議は11月までに5回開催されたあと市長に報告書が提出される予定で、市はその報告を受けて年内に一定の結論を出すことになっています。