国会では、野党が提出したガソリン税の暫定税率を7月1日から廃止する法案の質疑が行われていて、6月22日の会期末を前に、異例の「土曜国会」となっています。
自民党・船橋利実参院議員:
会期末まで残り1日。あまりにも非現実的なスケジュール感。混乱が生じることは容易に想像がつきます。
立憲民主党・重徳政調会長:
私どもが7月1日施行と考えているのは、現下の物価高に対して、緊急な対応が必要だろうと。
野党7党が提出したガソリン税の暫定税率廃止法案は、与党が過半数割れしている衆議院で6月20日に可決され、参議院の委員会での審議が行われています。
野党は委員会での採決を求めていますが、自民党は採決に否定的です。
採決が行われた場合、与党が過半数を占める参議院では否決される見通しですが、7月の参議院選挙をにらんで会期末の攻防が続いています。