価格の高騰が続く中、コメの安定供給に向けた農家の努力が続いていますが、新潟県上越市に農家待望のライスセンターが完成。6月20日、竣工式が行われました。
上越市高田地区、今年4月に完成した『高田和みの郷ライスセンター』でJA職員など約40人が参加し行われた竣工式。
収穫した稲の乾燥や選別などを行うライスセンターがこれまで高田地区にはなかったため、地元農家などの要望を受け、建設されました。
【JAえちご上越経営管理委員会 羽深真一 会長】
「これからが本番なので、ちゃんと施設が稼働して、事故なく安全に、まず今年の秋が迎えられることが一番かなと思う」
田んぼの集約化が進み、農家1人あたりのコメの収穫量が増える中、施設内には乾燥機が8台設置され、一度に多くの生もみを乾燥させることが可能に。
さらに乾燥から選別・玄米にするまでを一貫して行うことでコメの安定供給を目指すJAえちご上越。価格高騰に対するJAへの批判を真っ向から否定します。
【JAえちご上越経営管理委員会 羽深真一 会長】
「JAが原因で集荷が滞っているとか、流通が上手くいっていないとか、価格をつり上げているのではないかということは全くない」
コメの価格高騰を抑える安定供給の一助となるのか。ライスセンターは8月下旬に本格的に稼働する予定です。