TOKIOの国分太一さんにコンプライアンス違反があったとして、日本テレビが出演するレギュラー番組の降板を発表。20日午後1時、日本テレビの福田博之社長が会見を行いました。

青井実キャスター:
今回の会見では、プライバシー保護の観点からくわしい内容は明かされませんでしたが、中村竜太郎さん、きょうの会見どう見ましたか?

スペシャルキャスター・中村竜太郎さん:
これ見て分かると思うんですけれども、これは何を伝えているのか、何が起こっているのか全然分からないですよね。報道陣の方もかなり怒っているコメントも出ていましたし、“問題行動”というのは、いったい何だったのか、具体的には示されませんでした。ただ私の取材では、国分さんのイメージとは逆のもの、かなり深刻な内容だという情報が入ってきています。

会見でどのような説明があったのか見ていきます。

日本テレビ・福田社長の会見の中で明かされたのは、5月27日に今回の事案を覚知し、調査を開始したということ。国分さんに聞き取りをしたうえで、20日、番組降板を決定したとしています。

ただ一方で、問題行為の詳細や被害者の有無などについて記者から質問がありましたが、「プライバシー保護」を理由に今回は回答を控えました。

ただ、国分さんへの刑事告訴については、「そういう事案ではないので考えていない」としています。

また、この会見のあと、国分さんが副社長を務める「株式会社TOKIO」が、国分さんの無期限の活動休止を発表しています。
また、国分さん本人からのコメントとしては、「長年の活動において、自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因です。期限を決めずに全ての活動を休止し自分を見つめ直させていただきます」と謝罪しました。

企業のリスク管理にくわしい桜美林大学の西山守准教授は、20日の会見について、「プライバシー保護で現時点では話せないことが大半だとしても、『今後どういう対応をとるのか』、『国分さん側にどのような説明責任を求めていくのか』という説明はしてほしかった」と指摘しています。

青井実キャスター:
竜太郎さんは今後、どのような点に注目していますか?

スペシャルキャスター・中村竜太郎さん:
今回、日本テレビの内部調査で分かったことなんですが、今後、週刊誌等は国分さんのこの件に関してとか、いろいろ記事にしていくと思うんです。ですからプライバシー保護を盾にして説明を避けていると受け止められたら逆効果になる可能性もあるのではないかと。