6月から事業所での熱中症対策が義務化されたことを受け、島根県松江市の産業廃棄物処理業者の組合が、熱中症の対処法などを学ぶ講習会を開きました。

この講習会は、6月1日から職場での熱中症対策が義務化されたことを受けて松江環境整備事業協同組合が初めて開いたもので、市内でゴミの収集業務を行う事業所の職員など37人が参加。
松江市の保健師が講師となり、義務化に伴い企業に求められることなどの説明を受けました。
そのなかで、熱中症の応急処置について説明があり、涼しい場所に移動する、作業着を脱がせる、服をゆるめる、氷のうなどで脇、股関節、首などを冷やすことなどを学びました。

また「熱中症のサイン」として…。

松江市健康推進課・吉原大貴保健師:
例えばですけど、おしっこの回数が減っていたり尿の色が濃くなっていたり、尿の量がそもそも少なくなっているとか、そうしたところは着目してもらいたい。

参加者:
工場の中は40度を超えるような暑さなので、こまめな水分補給や休憩だったり必要以上にとって、周りの人たちもちゃんと見るようにして(きょうの話を)これから仕事に活かしていきたいと思う。

コナンクリーンシステム・高橋幸治総務部長:
会社もリスクについては十分承知しているのでそれなりの対策はしているが、今後また法律にも則って一生懸命対策していきたい。

すでに梅雨が明けたような暑さが連日続くなか、本格的な夏を前に早めの対策が必要です。

TSKさんいん中央テレビ
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