二酸化炭素の排出量削減を目指す多賀城市は、再配達を減らす実証実験を始めるのを前に、「置き配」に使うバッグを参加者に手渡しました。

6月20日は多賀城市役所で贈呈式が行われ、深谷市長や市民など21人が参加しました。贈られたのは置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」で、玄関などに吊り下げて配達された荷物の受け取りに利用できます。

多賀城市は2050年までに、市内の二酸化炭素排出の実質ゼロ化を目指しています。今回の取り組みはその一環で、再配達を減らすことで二酸化炭素の排出量削減も期待できるということです。

参加者
「月に1、2回は宅配で商品を購入する。置き配を活用して、環境もそうだが配達員や企業の助けになれば」
「置き配バッグがあることによって、気を使いすぎずに配達をお願いできる」

多賀城市 深谷晃祐市長
「再配達を減らすことで、CO2の削減や環境課題について考えるきっかけを作れれば」

実証実験に参加するのは多賀城市内の309世帯で、6月23日から3カ月間、置き配バッグを利用し、効果を確認するということです。

仙台放送
仙台放送

宮城の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。