川の掘削工事で生じる砂利を道路工事現場で再利用しようと、日向市で実証実験が行われました。
実証実験は、日向地区建設業協会青年部や日向土木事務所などが国道327号の工事現場で行いました。
川の底を掘削する工事で生じた砂利は通常、盛り土にして捨てられることが多いですが、今回は、この砂利を道路工事の材料として活用できないかを確認。

実験の結果、川から掘り出した砂利は雨が降ったあとでも押し固めやすいなど、道路工事の現場でも再利用できることがわかりました。

(三矢建設・三樹大作専務)
「工期は削減できてコスト面もだいぶ抑えることができます。河川砂利が使える状態になれば一番いい。そういう取り組みをしていきたいと思います」

日向地区建設業協会青年部によりますと、建設工事の効率性を高めるこうした取り組みは、5年前に椎葉村で起きた土砂災害で亡くなった相生泰孝さんが生前、尽力していたと言います。

青年部では、相生さんの遺志を引き継ぎ、今後も施工性の向上に取り組んでいきたいとしています。

テレビ宮崎
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