兵庫県知事選挙でのSNS運用を巡り、斎藤知事とPR会社代表が公職選挙法違反の疑いで書類送検されました。
去年の兵庫県知事選では、PR会社の「メルチュ」が、斎藤知事のSNS運用など「広報全般を請け負った」とインターネットに投稿し、知事陣営から71万5000円が支払われました。
この支払いについて、郷原信郎弁護士と上脇博之教授は公職選挙法が禁じる「買収」にあたるとして斎藤知事とPR会社代表を刑事告発していました。
捜査関係者によると、警察は20日付けで、2人を書類送検したということです。
起訴を求めるかどうかの処分意見は明らかにしていません。
「選挙に関しては、公選法を含めて適法にしてきた認識に変わりはない」
その上で斎藤知事は辞職については改めて否定しました。
京都大学大学院の藤井聡教授は「(警察が)捜査するかしないかというところで、完全に”白”であれば捜査しないが、警察は捜査したということは、”黒”である疑義もあるというところで、その結果、検察庁に送ったわけですが、検察が起訴をするかどうというときには確実に”黒”であるという場合に立件することになるのだろうから、”グレー”ということであれば立件しないということもあり得ますから、今後の判断が待たれるところ」だとコメントしました。
(関西テレビ「newsランナー」2025年6月20日放送)