立憲民主党の小沢一郎衆院議員らは19日、野田佳彦代表ら執行部に対し、石破内閣に対する不信任決議案の提出を求めるため、賛同者を募る会合を開く。
呼びかけ人は小沢氏、江田憲司元代表代行、小熊慎司衆院議員ら計9人の衆院議員。
小沢氏らが18日、発表した呼びかけでは、「暮らしや国の将来に関わる大切な議論は先送りされ続けている。この現状から、私たちは目を背けるわけにはいかない」と強調。
物価の高騰に国民の生活は疲弊し、企業・団体献金や選択的夫婦別姓の問題が先送りされているなどとして、「このまま看過できない」と訴えている。
その上で、内閣不信任案について、「出さないことは国民からの付託をほごすることに等しく、真に国民のための改革を進め、政権交代を実現することが求められる」と明記。
さらに、「国民のための政治を取り戻すため、本気の政治改革として賛同を求める」としている。
内閣不信任案の扱いをめぐっては、これまで野田氏は「適時、適切に総合的に判断する」としていて、19日にも最終判断する見通しだが、党内では提出見送りとの見方が強まっている。
呼びかけ人の1人はFNNの取材に対し、「内閣不信任案の提出ができる51人以上の賛同者を目指す」と語った。