日本とアメリカ、フィリピンの海上保安機関が、20日、錦江湾で日本初の合同訓練を行うのに先立ち、18日は関係者がそれぞれの巡視船を視察しました。
米国沿岸警備隊
「中型のヘリコプターにも対応しています。甲板への着陸や飛行中の燃料補給も可能です」
鹿児島本港の北ふ頭で視察が行われたのは、アメリカの巡視船「ストラトン」と、フィリピンの巡視船「テレサ・マグバヌア」です。
この視察は、それぞれの船について知り、連携を深めるために行われたもので、日本からは第10管区海上保安本部の職員ら約60人が参加しました。
アメリカの巡視船では取りつけられた主砲や、船に搭載されているゴムボートなどについて船員から説明を受けていました。
10管職員
「普段ヘリは陸上に駐機しているのか、それとも船に駐機しているのか?」
米国沿岸警備隊
「こちらに来るときや麻薬を取り締まる際は、ヘリコプターを船に載せますが、ほとんどは(陸上の)基地にあります」
またフィリピンの巡視船では、機関銃や拳銃などの銃火器に関する説明があり、参加した職員らは興味深そうに聞いていました。
鹿児島海上保安部 巡視船あさなぎ・本山雄也 主任通信士
「互いの業務の進め方や船の設備について理解を深められた。円滑に業務を進められると感じた」
日本初となる3カ国の合同救助訓練は、20日錦江湾で行われます。