季節外れの暑さが続くなか、梅雨の風物詩、いま産卵のピークを迎えているモリアオガエルの卵。繁殖地として知られる福島県川内村の平伏沼で小さな命が紡がれている。

葉の陰に産みつけられた直径10センチから15センチほどの泡状の卵。日本の固有種モリアオガエルの「卵塊」だ。
国内有数の繁殖地として知られる川内村の平伏沼。6月中旬に産卵のピークを迎え、2週間ほどでふ化した後、沼に落ちて泳ぐ。
2024年は猛暑の影響で沼が干上がっていたが、2025年は、5月に降った雨が沼に残り、水位は約6割と十分な量に。卵塊も2024年の同じ時期と比べて倍の約60個が確認されている。
訪れた人は「あ、あそこにもね。いるね~。すごいなと思って見ています」「今年は(水が)いっぱいあるので、安心しましたね。せっかく産んで孵そうとしているのですから、大切にしてやりたいなとは思いますね」と話す。

川内村によると、モリアオガエルの産卵は来週はじめまで続く見通しだ。

福島テレビ
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