現在5試合負けなしの楽天ですが、その1軍を目指し練習や試合に励むのがファームです。6月18日は本拠地の情報や1軍復帰目指す選手の最新情報をお伝えします。
1軍での活躍を目指し、選手たちが日々鍛錬を積む場所「ファーム」。楽天のファームは、泉区にある「森林どりスタジアム泉」を本拠地とし、公式戦が開催されるグラウンドに加え、トレーニングルームや24時間利用可能なバッティングセンター。さらに、天井の高さ13メートルと打球の伸びも十分に確認できる室内練習場を兼ね備えています。
7人が同時に投げられる、屋根付きのブルペンはマウンドの傾斜や土が楽天モバイルパークと同じ仕様に!また、選手たちが座るベンチのすぐ横に設置された観客席は、以前1軍の本拠地でVIP席として使用されていたシートを再利用。選手を間近で応援できるのも、ファーム観戦の醍醐味です。
ファン
「選手との距離が近いので、声を掛けたら返してくれたり、それがすごく楽しみで来ています」
さらに、けがからの復帰を目指す選手たちがリハビリやトレーニングをするのもファーム。今シーズン正捕手争いを期待されるも、開幕前の3月に右手を骨折し手術を受けた4年目の安田悠馬選手。現在は別メニューながら、バッティングや守備練習にも取り組み、近いうちにも実戦復帰が見込まれています。
渡辺直人2軍監督(Q、安田選手について)
「順調にバットも振れるようになってきているので、復帰が近いという感触は得ています」
また、上半身のコンディション不良でキャンプから出遅れていた、プロ6年目の黒川史陽選手。先月、ファームで今シーズン初出場すると、復帰3試合目でホームランを放つなど、打率3割6分4厘と結果を残し、今月12日に1軍昇格をつかみました。
黒川史陽選手
「同級生の中島やルーキーの宗山、自分の同世代の選手が活躍し始めて、それにすごく刺激を受けているので自分も負けていられないという気持ちでやっています。早くチームに貢献できるようにやっていきたい」
その言葉通り、黒川選手は15日の阪神戦で試合を決める内野安打を放ち、チームをサヨナラ勝利に導きました。
黒川史陽選手
「まだまだここから若い僕たちでチームを引っ張っていけるように」
1軍を目指す若手やケガからの再起を図るベテランが鍛錬を積み続けるファーム。今後も注目です!