五島市では、夏に島でとれる新たな作物として「カボチャ」が注目されています。

契約栽培農家も順調に増えていて、6月から収穫が始まっています。

丸々と育ったカボチャを畑で収穫し、そのまま運送用のコンテナに詰めていきます。

国産のカボチャは流通が少ないことなどから品質が良ければ高値で取り引きされるため、五島市ではJAが神戸市内の商社と契約し、地元の農家が栽培しています。

初年度(2021年度)契約農家は11戸でしたが、2025年度は27戸にまで増え、栽培面積も2.8haから11.9haに広がりました。

五島市下崎山町の野崎文善さん(72)は、葉タバコの栽培から切り替えて4年目です。
(※野崎の「崎」は「たつさき」)

品種は鮮やかな黄色の果肉と甘みが評判の「くり大将」です。

野崎文善さん
「おいしいですよ。五島の味です。食べてください」

2025年度は五島市全体で197tの収量が見込まれていて、市では将来的には20ha、400tと産地化を目指します。

島の新たな夏作物として期待されるカボチャ。

収穫は7月中旬まで行われます。

テレビ長崎
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