2025年3月、諫早市で兄を蹴るなどの暴行をし、傷害を負わせたなどの罪に問われている男の裁判が長崎地裁で始まりました。
男は、起訴内容を一部否認しています。
傷害や暴行などの罪に問われているのは、自称・諫早市多良見町の長崎党党首、犬尾 公 被告(51)です。
起訴状などによりますと、犬尾被告は2025年3月、諫早市の住宅や兄が経営する病院で、兄(当時54)に対して、左脇腹を蹴る暴行を加え、全治1カ月の肋骨骨折の傷害を負わせたほか、暴行や建造物損壊の罪に問われています。
18日長崎地裁で開かれた初公判で、犬尾被告は起訴内容を概ね認めましたが、ケガの程度などについては争うとしました。
検察側は冒頭陳述で被告が2025年3月に行われた諫早市長選挙に出馬したころから、実家に居座るようになった。
そして兄から「家を出て行ってほしい」と言われたことをきっかけに口論になり、犯行に及んだと指摘しました。
次回の公判は、7月中旬の予定です。