衆院本会議で18日、自民党所属の井林財務金融委員長の解任決議が可決され、後任に立憲民主党所属の阿久津幸彦議員が選出された。
野党は、衆院に提出したガソリン税の暫定税率の廃止法案の審議入りが行われないことに反発し、井林委員長の解任決議案を衆院に提出していた。
衆院本会議終了後、阿久津新委員長が記者団の取材に応じ、「井林前委員長を個人的には尊敬している。複雑な気持ちだ」としたうえで、「決まった以上は、法案を前に進めていくために、精いっぱい国民の側を向いて頑張りたい」と語った。
また阿久津氏は、ガソリン税の暫定税率の廃止について、「ガソリンの先高感がある中で極めて重要。一歩でも半歩でも前に進めないといけない」との認識を示した。
そのうえで、「立憲民主党が絶対多数を持っているわけではない、公平・公正な委員会運営を肝に銘じなければいけない」と強調した。
また、22日までの今国会の会期中での法案の採決については、「予断を許さない」と述べた。