石破首相と韓国の李在明大統領は18日初の対面での首脳会談を行い、互いの国を訪問する「シャトル外交」の継続など連携を深めていくことで一致しました。
石破首相はカナダで開催されたG7サミットに合わせ、6月に就任した韓国の李在明大統領と約30分間にわたり首脳会談を行いました。
会談の冒頭で石破首相は李大統領に就任の祝意を伝え、「こうして会うのは初めてだが日本のテレビでは毎日出ているので初めての気がしない」と話し、李大統領が笑顔を見せる一幕もありました。
李大統領は「意見の違いを超えて様々な面で協力し互いに役立つ関係に発展していくことを期待する」と述べ、石破首相も「両国間の協力と共助が世界のために役立つような関係になることを心より期待している」と述べました。
会談では、北朝鮮問題などの対応のため日韓・日米韓の協力を深めていくことを確認したほか、首脳が互いの国を訪問するシャトル外交を継続することでも一致しました。
韓国大統領府関係者は今回の会談が「良い出発点」だと評価し日韓の火種となってきた歴史問題では「過去の問題は管理し、未来志向的に協力していく」という認識を共有したとしています。