小塚恵理子気象予報士
【 17日の最高気温 】
よく晴れて、厳しい暑さの1日となりました。6月としては異常な暑さです。最高気温は全地点で今年最高を記録しました。静岡37.6℃。佐久間・天竜・静岡空港・川根本町も猛暑日。浜松・清水・稲取なども34℃台。ほとんどが30℃以上で真夏並の暑さとなりました。暑さ指数は、半数が赤の危険レベルです。部屋で静かに過ごしていても熱中症になる危険があるレベルです。夜間も注意が必要です。
【 17日の気温グラフ(静岡) 】
17日は中でも静岡が突出して高くなりました。朝の時点では、午後に35℃になる時間があるかどうかという予想でしたが、実際は予想を超えて、昼前に急激に気温が上がり、37℃台が昼過ぎまで続きました。
【 静岡市のフェーン現象の仕組み 】
ここでなにが起こったかというと「風の変化」です。まずはフェーン現象です。西日本の熱い陸を渡ってきた風が山を吹き降りてフェーン現象が発生。さらに、地上で南西風が吹きはじめた時間に気温が急上昇しました。具体的には、藤枝と焼津の市境にある「高草山」を越えるところでフェーン現象が発生。また、この風が涼しい海風をブロックするように吹いたため、予想より暑くなる結果となりました。実際の風向きと気温を見てみると、北東風から西南西の風に変わった所で気温が上がって、その先午後1時過ぎまで続きました。これは静岡市で度々あるパターンです。
【 18日の天気ポイント 】
「厳しい暑さつづく」
【 18日の天気 】
18日も晴れるでしょう。やや不安定な空で、午後は雲がわいて、中部・東部ではにわか雨があるかもしれません。
【 18日の気温 】
18日と比べると低くなりますが、30℃以上。真夏日が続きます。佐久間は35℃の猛暑日予想。浜松・三島は32℃。静岡・富士・御殿場も30℃。気温が高いので暑さ警戒してください。
【 18日の暑さ指数 】
暑さ指数です。熱中症は厳重警戒から危険レベル。部屋のエアコンはつける。昼間は外に出ない!を徹底してください。
【 週間予報グラフ 】
次第に雲が多くなるが日差しは届きそうです。気温は高く出そうです。平年と比べても3℃以上高い予想となっています。例年の梅雨明け後の暑さが続きます。熱中症対策を徹底してください。