種子島の南種子町で放置されている産業廃棄物の撤去が17日から始まりました。
県が廃棄物処理法に基づく行政代執行を行うのは初めてです。
県が行政代執行で撤去するのは、南種子町中之上に大迫産業が放置している廃油ドラム缶約150本分と、廃タイヤ約6200本と廃プラスチックです。
17日は流出のおそれがある廃油の処分が行われました。
大迫産業は2019年8月に倒産していて、県は2023年、産業廃棄物を適正に処理するよう措置命令を出しましたが、期限の2024年11月までに撤去されなかったため、行政代執行に踏み切ったということです。
行政代執行にかかる費用約1億600万円は、大迫産業や土地の所有者に請求することになります。