“鉄道と港のまち”をうたう敦賀市では、廃線となった列車の線路跡などの鉄道遺産をまちづくりに生かす計画が進んでいます。こうした中、17日は関係者が現地を視察して、活用策を探りました。
   
「旧敦賀港線」は敦賀駅と敦賀港駅を結ぶ2.7キロの北陸本線の貨物支線で、2019年に廃線となりました。
 
こうした鉄道遺産をまちづくりに生かそうと視察が行われ、市議会議員や市の担当者約30人が参加しました。
  
廃線跡の先にある金ヶ崎エリアには、市が廃線敷や転車台などの鉄道遺産を活用した公園の整備を計画しています。事業費は約20億円で、2025年度に着工し2027年度の完成を予定。これに伴い、市は廃線跡をJR貨物から購入しました。
  
視察に参加した議員は「雰囲気がとてもいい。まちなかを抜けて海まで来るルートが、鉄道と港という敦賀を象徴しているルートだと思った」「外から見るとのはだいぶ感覚が違う。細かいイメージがあったが、大きく広がっている。民家もあるので配慮しながら、今後どう活用するかがテーマ」と話していました。
   
公園部分を除く廃線跡の活用については、市が、市議会や市民の意見を反映し2025年度中に基本計画を策定します。

福井テレビ
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