6月3日に亡くなったプロ野球・巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督を偲んで、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎では、ユニホームなどが飾られた展示室が一般公開されています。
(早瀬純哉記者)
「サンマリンスタジアムの北側にある正面入り口を入ってすぐのところに展示室があります。期間を決めての一般公開は初めてということで貴重な機会となっています」
展示室は2001年のサンマリンスタジアム開業時から設置されていて、宮崎ゆかりの選手や監督のユニホームなどが並んでいます。
長嶋さんが現役時代にキャンプで練習する様子や、サンマリンスタジアム開業時に記念試合の始球式でバッターをつとめる様子を収めた写真なども飾られています。
サンマリンスタジアムの名付け親の一人でもある長嶋さんですが、選手・監督時代にキャンプで宮崎へ来ていたのはスタジアムができる前、実際によく利用していたのは同じ運動公園内にあるひむかスタジアムです。
(宮崎県スポーツ施設協会 結城宗之さん)
「長嶋監督は朝来られた際、必ず正面玄関を通って、当時の野球場担当者に毎朝挨拶をしてからグラウンドにいった。当時の野球場担当者に聞いた」
2000年2月、長嶋さんが監督時代にそれまでつけていた背番号「33」を選手に譲り、26年ぶりに背番号「3」をお披露目したのも、このひむかスタジアムでした。
展示室にはその監督時代の「3番」のユニホームも飾られています。
50年来の巨人ファンというこちらの男性は、実際に「3番」のユニホームをお披露目した瞬間に立ち会っていました。
(50年来の巨人ファン)
「お客さんの歓声がすごかった。(ジャンパーを)脱いだ時に感情が湧き出ている感じで燃える男という感じだった。これをみると余計さみしさが増す。亡くなられてさみしい」
展示室は今月22日まで無料開放されています。