「うり坊じゃないよ」。西日本で最大級の愛媛県砥部町にあるとべ動物園で、マレーバクの赤ちゃんが6月8日に生まれスクスク成長中です。この動物園でマレーバクの出産は開園37年で初めて。6月下旬に一般公開されます。
おとなしそうにチョコンと座っている動物の赤ちゃん。イノシシの「うり坊」とように見えるものの、体は黒に白のしま模様が入っていて、つぶらな瞳にいやされます。
この赤ちゃんはマレーバク。とべ動物園で飼育されている父親「ダン」と母親「ナナハ」の間で6月8日に生まれました。写真は生まれて翌日の状態です。
とべ動物園によりますと、「ダン」は東京の動物園から2007年にとべ動物園に。「ナナハ」は静岡県の動物園から2022年に嫁いできて、去年8月に排卵がなかったためエコー検査すると、体長10センチ程の胎児が映っていたということです。
とべ動物園でマレーバクが出まれるのは、開園37年で初めて。四国でも初めてで、赤ちゃんはナナハの乳を飲み、健康状態は良好でスクスク育っています。
体重は8日時点で10.8キロ。体長と性別は不明です。体のしま模様は生後6カ月で消えるということです。
マレーバクは東南アジアのマレー半島やミャンマー、スマトラ島の森林地帯に生息しているものの、開発などで絶滅の危機にあるとされ、国内で飼育されているのは35頭しかいないといいます。
マレーバクの赤ちゃんの一般公開は6月22日午後2時から30分間、26日から29日までの午後1時半から30分間行われる予定です。
名前は性別が判明したあと、名付けの方法を考えるということです。
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