出雲市内でグループホームやデイサービス施設などを運営していた老人福祉施設の運営会社が、6月6日に松江地裁出雲支部から破産手続き開始決定を受けたことがわかりました。新型コロナ禍を受けた利用者数の減少などが響き事業継続が困難になり、負債額は約3億8000万円だといううことです。

帝国データバンクによると、破産手続き開始決定を受けたのは、出雲市小津町の老人福祉施設の運営業者「みなとの丘グループ」です。
「みなとの丘グループ」は、2012年9月に設立され、出雲市内でグループホームやデイサービス施設など4つの施設を運営。
しかし新型コロナ拡大を受けて利用者数が大きく減少して収入が落ち込み、採算性も悪化して財務内容は債務超過に陥っていたということです。
また慢性的な人手不足の中、資金繰りがひっ迫して事業の継続が難しくなり、近隣の同業者に介護者の受け入れを打診していました。

負債額は約3億8000万円で、6月6日に松江地裁出雲支部から破産手続き開始決定を受けました。

TSKさんいん中央テレビ
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