被爆80年の今年、長崎市出身の庭園デザイナー石原和幸さんと大学生が花を通して世界に平和を発信します。
石原和幸さん
「長崎に花がいっぱい溢れることで、ここは昔は被爆したけれど花と緑で世界に平和をメッセージを伝えたい」
「長崎12キロメートルあじさいプロジェクト」は被爆80年にあわせた試みです。
被爆二世で長崎市出身の庭園デザイナー、石原和幸さんと県内の大学生などでつくる一般社団法人「MICHISHIRUBE」がタッグを組んで取り組みます。
平和について考えるきっかけになればと、賛同する企業や個人に長崎市の花、アジサイを買ってもらい、市の内外を花で彩ります。
MICHISHIRUBE 田原瑞季さん
「かつて70年間、草木も生えないと言われたこの地を今、花で満たすことで平和と再生のメッセージを世界に未来に住む長崎の人々に届けたい」
目標は国が定めた被爆地域にあたる12キロメートル分のアジサイを植えること。
企業にはアジサイの株を1メートル単位で売り、プロジェクトのメンバーなどが植える予定です。
個人には鉢植えを売ります。
法人向けとあわせて、原爆死没者名簿に登録されている犠牲者の数に近い20万本の販売を目指します。
注文や相談は「三原庭園」の公式LINEで受け付けています。
プロジェクトを通して得た収益は学生たちの平和活動に役立てられます。