東京・八王子市と岡山・倉敷市で、信号無視による歩行者や自転車の“飛び出し”が相次いでカメラに捉えられた。いずれも車の影から突然に車の前に現れ、運転手は急ブレーキやハンドル操作で間一髪回避した。それぞれにけが人はいなかったが、撮影者は「交通マナーを守ってほしい」と強く訴えている。
あわや衝突…バスの影から歩行者が飛び出し
東京・八王子市の交差点で5月30日に撮影されたのは、左折しようとするバスの影から信号無視で飛び出してきた歩行者だった。

ぶつかってしまうかと思われた瞬間、車を運転していた撮影者はとっさにハンドルを切り、接触を回避した。この時、撮影者は「“ひいちゃった”と思った」という。
一方、歩行者も車に気づき、立ち止まっていた。ドライバーによると、飛び出してきたのは10代とみられる若い女性だったという。
当時を振り返り、撮影者は「本当にギリギリだった。こういった飛び出しはやめてほしい」と話している。
飛び出した自転車を緊急回避…死角も原因か
一方、岡山・倉敷市で4日、こちらでも死角からの危険な飛び出しがカメラに捉えられていた。

信号が青に変わり、撮影者が進もうとした瞬間、自転車に乗った人物が軽自動車の影から飛び出してきた。撮影者の車は衝突寸前で自動ブレーキが発動し、なんとか接触を免れた。
撮影者は「右隣にいた車が前に出すぎていたので、死角になっておじさんの存在に気付かなかった」と振り返っている。

しかし、歩行者用の信号は赤だった。つまり自転車は信号無視をしていたのだ。撮影者によると、自転車に乗っていたのは60代くらいの男性だったという。
「“すみません”とかそういうこともなく、さーっと行ってしまった。お互い何事もなかったのでいいが、ちゃんと交通マナーを守ってほしい」と撮影者は語っている。
(「イット!」 6月16日放送より)
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