食材の価格高騰に伴い、宮崎県内23の市町村では、今年4月から給食費の値上げが行われていたことが宮崎県の調査で分かりました。
16日に開かれた県議会の一般質問では、コメ不足や物価高騰による学校給食への影響について質問がありました。
県の調査によりますと、都城市と日向市、美郷町を除く県内23の市町村では、今年4月から給食費の値上げが行われたということです。
(宮崎県教育委員会・吉村達也教育長)
「食材費が高騰するなか米飯給食を維持し、基準に基づく給食を提供するため(略)一食当たり10円から70円の値上げが行われています」
値上げ額が最も高かったのが諸塚村の中学校で、一食当たり70円でした。
ただし、諸塚村は小中学校ともに給食費を村が全額負担しています。
また、値上げした他の市町村でも宮崎市と延岡市を除き、給食費は全額、又は一部を自治体が負担しているため、県教育委員会では、「値上げによる保護者への影響は少ない」と見ています。
給食費については、来年度からは国が小学校を先行して無償化を検討しています。