台風や大雨の際に市町村が避難指示を出すために必要な助言を行う岩手県の支援チームの会議が6月13日に開かれました。
大船渡市の山林火災で被災した地域では、通常より早めに避難指示を出す方針が確認されました。

県や気象台の担当者それに有識者などで構成される風水害対策支援チームでは、台風や大雨で市町村が避難指示を出す際に助言を行っています。

梅雨入りを前に開かれた13日の会議には大船渡市の防災担当者も出席し、山林火災後の土砂災害への対応を協議しました。

山林火災で焼けた地域には土砂災害警戒区域が約70カ所あり、山の保水力の低下による災害の発生が懸念されています。

13日の会議では、土砂災害防止のための大型土のうの設置を6月下旬までに完了させることや、被災地域では通常より早めに避難指示を出す方針が確認されました。

県風水害対策支援チーム 戸田新班長
「土砂災害起きやすくなっている現状があるようですので、早めの避難を心がけてほしい」

会議では委員から市が避難指示を出すうえで具体的な目安を示した方がいいといった意見が出され、今後支援チームとして検討していくことになりました。

岩手めんこいテレビ
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