第173回直木賞の候補作品に岩手県釜石市出身の小説家・柚月裕子さんの「逃亡者は北へ向かう」が選ばれました。
今回、直木賞の候補には6つの作品が発表され、釜石市出身の柚月裕子さんの作品「逃亡者は北へ向かう」がノミネートされています。
直木賞候補の作品の発表を受け、さわや書店本店では急遽6月12日、直木賞ノミネートと書かれたポップを作りました。
柚月さんが初めて東日本大震災をテーマに書いた小説「逃亡者は北へ向かう」。
震災直後の東北を舞台に、殺人を犯して逃亡する青年と、津波で娘を失いながら容疑者を追う刑事を描いたサスペンスです。
柚月さんは、これまで直木賞の候補作に「孤狼の血」と「ミカエルの鼓動」が選ばれていて、今回で3度目のノミネートとなります。
さわや書店外商部 栗澤順一部長
「本屋大賞で地元(花巻市)出身の阿部暁子さんがカフネで受賞。その流れで(柚月さんが)直木賞もとるのではないかと思う」
選考会は7月16日に東京で開かれます。