山形の初夏の味覚・サクランボが全国に届けられる。山形市の郵便局で「ゆうパック」の第一便の出発式が行われ、佐藤錦を積んだトラックが出発した。

(リポート)
「真っ赤に実ったサクランボがこれから首都圏に出発します。たった今トラックに積み込まれています」

12日、山形南郵便局で「さくらんぼゆうパック」の出発式が行われ、テープカットをして第一便の出発を祝った。
第一便のトラックには東根産の佐藤錦200箱が積み込まれた。

ことし、山形南郵便局では「さくらんぼゆうパック」専用のトラックが毎日41便運行する。
ただ、2025年の県産サクランボは春先の天候不良などが影響し、平年の7割~8割程度と収穫量が大きく減る見通し。
その影響もあって県内の郵便局では、2024年よりも2万5000箱少ない33万8000箱の出荷を見込んでいる。

(山形南郵便局・菊池雅裕局長)
「生産が若干良くないというネガティブな話もありましたけれど、ゆうパックとして届けることができるので、継続して全国のみなさんにおいしいサクランボを届けていきたい。品質を確保したい」

また、一連の日本郵便の“不適切点呼問題”を受け、「ゆうパック」の発送に全国的な影響が出るとみられているが、山形南郵便局によると県内の郵便局では影響を受ける大型トラックを所有しておらず、物流企業に委託しているため「さくらんぼゆうパック」は問題なく届けられるという。

さくらんぼテレビ
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