兵庫県の斎藤知事が情報漏えいの責任として提案した自身の給与をカットする条例案が継続審議となることが正式に決まりました。
最終日となった今期の兵庫県議会。
斎藤知事の疑惑を告発した職員の私的な情報を当時の総務部長が漏えいした問題を受け、斎藤知事は自身の給与を3カ月間50%カットする条例案を提出しましたが。
【ひょうご県民連合・北上哲仁県議】「この程度の処分で問題の幕引きを図ることは到底許されるものではありません」
採決せずに「継続審議」とすることが決まりました。
【斎藤知事】(Q代替案は検討している?)「先ほど申し上げた通り、今回の条例案というものが私の身の処し方としての提案。継続審査ということですからご審査いただければありがたい」
第三者委員会は漏えいを「知事らが指示した可能性がある」と指摘し、大学教授が刑事告発するなど真相解明を求める声が相次いでいて、今後、知事と議会がこの問題にどう向き合うか注目されます。