大阪府の吉村知事は、伝染性紅斑、通称「リンゴ病」が大阪府で1999年の観測史上初めて警報値を超えたことを明らかにしました。
■「リンゴ病」は 両頬や腕・足にかゆみを伴う赤い発疹が出る
伝染性紅斑(リンゴ病)は、感染した人からの飛沫感染や接触感染により引き起こされる感染症で、大阪府感染症情報センターによると、夏に流行のピークを迎えるということです。
感染すると両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれています。
潜伏期間はおよそ7日間で、軽度の発熱など風邪に似た症状が出た後、両頬や腕、足にかゆみを伴う赤い発疹が出るということです。
主に子供への感染が多く見られますが、妊娠中に感染した場合、合併症を引き起こす恐れがあるほか、胎児に感染して流産する危険性もあるということです。
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大阪府などは、感染が疑う症状が出た場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。