京都アニメーション放火殺人事件の遺族が滋賀県警で講演を行い、被害者支援の必要性について話しました。
【渡邊美希子さんの母 達子さん(74)】「火事で燃えている映像が出たりすると、すごくしんどくなります」
講演したのは、京都アニメーション放火殺人事件で命を奪われた、渡邊美希子さん(当時35歳)の母親と兄です。
兄の勇さんは事件直後には「自分には必要ない」と断っていたカウンセリングを改めて受けて心が楽になった経験から、警察官たちに継続的な支援の必要性を訴えました。
【渡邊美希子さんの兄 勇さん(46)】「ちょっと時間を置いた後にもうひと声かけていただけると、救われる人が出てくるのかもしれない」
2人は同じように苦しむ遺族に支援の存在を知ってほしいと話しました。