カビの一種が原因で感染するサツマイモ基腐病が今シーズン、宮崎県内で初めて確認されました。感染が広がりやすい梅雨に入っていることから、県が対策の徹底を呼びかけています。

宮崎県病害虫防除・肥料検査センターによりますと、サツマイモ基腐病は5月下旬、焼酎の原料用のカンショを栽培する県内のほ場で確認されました。

サツマイモ基腐病は、感染すると茎が枯れ、イモが腐る病気で、感染力が強いのが特徴です。

宮崎県内では2018年度以降に毎年確認されていて、2024年度は県内のサツマイモの栽培面積およそ3000ヘクタールのうち3.3%で発生が確認されました。

県病害虫防除・肥料検査センターは、定植後に感染した株は大量の胞子を作り、雨などで周辺の株に広がることから、定期的に薬剤を散布し、感染した株を見つけた場合はすぐに除去するよう呼びかけています。

テレビ宮崎
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