6月8日までの1週間に岩手県内では百日ぜきの患者が新たに97人確認され、2025年に入ってから最多を更新しました。
また顔などに赤い発疹が出るリンゴ病も流行が続いています。
県によりますと、6月8日までの1週間に県内で確認された百日ぜきの新規患者数は97人で、前の週を23人上回り、2025年に入ってからの最多を更新しました。
せきが長引くのが特徴の百日ぜきは乳児がかかった場合、重症化して死亡するおそれもあり、県ではせきが出る場合のマスク着用や、換気、手洗いといった対策を呼びかけています。
また同じ期間に県内で確認されたリンゴ病の新規患者数は、1医療機関当たり1.78人で前の週から0.74ポイント減少し警報の基準の2人を2週ぶりに下回りました。
顔などに赤い発疹が出るリンゴ病は、飛沫感染や接触感染で広がり、妊婦が感染すると流産や死産を起こすことがあります。
県では手洗いや場面に応じたマスクの着用などの対策を呼びかけています。