国民民主党の榛葉幹事長は11日、党の両院議員総会で山尾志桜里元衆院議員の次期参院選での公認見送りを決めた後、記者団に対し「山尾さんについては法律家としての能力を見込んでの擁立ということだったが、全国の国民民主党を支えている都道府県、全国の地方自治体議員から同様に山尾さんの公認は見送ってほしいという声があった」と説明した。
9日に全国幹事長会議を開いた際、全ての都道府県連から山尾氏に関しては公認を見送ってほしいという声があったという。
榛葉氏はその上で「ただ山尾さんにも弁明のチャンスを与えるべきだという声もあり、昨日会見を行っていただいたが、多くの皆さんから疑問を払拭をする会見ではなかったという声があり、本日の両院議員懇談会においても党が一丸となって来る参議院選挙を戦う環境を整えるためには山尾さんの公認は今回見送ってほしい、内定を公認に切り替える作業は控えてほしいという議員の声があった」と述べた。
榛葉氏はさらに「全国地方組織や地方自治体議員、そして党員サポーターの声を受け止めてこの決定になったので、今日以降一致結束をしてまた頑張っていきたい。東京都議選、参議院選挙に向けて頑張っていきたい」と強調した。