中国・吉林省で発生した竜巻。
1時間にわたって猛威を振るい、多くの家の屋根を吹き飛ばしました。
この影響で200戸以上が停電。
作業員が夜を徹して復旧作業に当たりました。
中国では不安定な大気の影響により、各地で大荒れの天気となっています。
集中豪雨に見舞われたのは湖南省です。
洪水が発生し、街は至る所で冠水。住民1万3000人以上が避難を余儀なくされました。
また土砂崩れにより、トンネルの出入り口がふさがれ交通がまひしました。
さらに、雲南省では豪雨によって発生した鉄砲水が建物を直撃。
中国国営メディアは、約4800人に影響が及んだと伝えています。
一方、青海省に被害をもたらしたのは季節外れの雪。
その影響で車が立ち往生し、道路は大渋滞。
作業員は懸命の雪かき作業に追われました。
豪雨による大洪水は隣国のインドでも発生。
甚大な被害をもたらしました。
川が氾濫し、濁流にのみ込まれた街では、茶色く濁った水は住民の腰の高さまで達しています。
浸水した家屋には助けを待つ人がいました。
救出されたのは家から出られなくなっていた高齢女性。
庭には大量のヒヨコなども避難していました。
インド北東部のアッサム州では、洪水により60万人以上に被害が及んだといいます。
避難民:
45軒ほどの家が浸水した。住民全員の家が浸水した。
さらに100頭を超えるサイが生息する野生生物保護区も浸水。
現地では、ほとんどのサイを高地に避難させる措置が取られました。
地元メディアなどによりますと、インド北東部では少なくとも34人が死亡したということです。