岩手県は大船渡市の山林火災の被害からの復旧や北米での県産品の販路開拓の費用などを盛り込んだ総額46億円の一般会計補正予算案を発表しました。
県は6月10日に総額46億円の一般会計補正予算案を発表しました。
このうち大船渡市の山林火災で被害を受けた農林漁業者が使う機械の再整備や樹木の伐採などの復旧経費に、新たに7億400万円が計上されています。
また北米での県産品の販路開拓や拡大を図る事業に900万円が盛り込まれました。
具体的には2025年9月にアメリカのドジャースタジアムで開催される大谷選手のボブルヘッドデーに、県産米を使ったおにぎりを配りPRする事業の費用などに使われるということです。
達増知事
「スタジアムでの一般観客への県産食品の試食配布やバイヤーを対象にしたPRレセプションなどを行う」
このほかにも国が実施する電気やガス料金の支援に連動し中小企業などの負担を軽減する費用に5億9200万円が盛り込まれています。
補正予算案は6月20日に招集される県議会6月定例会に提出されます。