熊本市の6月定例議会が10日開会しました。市電をめぐるトラブルが続きまたも大西市長の陳謝からのスタートとなりました。その大西市長は、今議会に自らや交通事業管理者などの給料を減額とする条例案など49の議案を提出しました。

【大西市長】
「議員各位をはじめ市民の皆さまに対し深くおわび申し上げます。
申し訳ありませんでした。私自身、先頭に立ち、人事・組織体制、施設整備、経営等すべての分野において熊本市電の抜本的な改革を進めてまいります」

そして大西市長は責任を取り、自らや交通事業管理者、2人の副市長を処分する形で
給料減額とする条例案を提出。

可決されればトップ4人の7月から9月までの給料がそれぞれ2割から1割減額されます。

また、3月に起きた市電追突事故の原因の一つに速度超過が挙げられていることから、速度計が設置されていない車両全編成に速度計設置を決め、その費用として
約4800万円。

そして緊急点検で新たに判明したレールの左右の高さにズレがある箇所を整正するための費用に約5100万円。

また、市電の経営や運行体制の立て直しに向けた検討として3000万円を盛り込み
交通事業会計の補正予算案として提出しました。

この他、下水道事業会計では国の要請に基づき下水道管路を専用のカメラを使って
調査する経費に約5800万円を計上しています。

一方、一般会計補正予算案は総額約3億7000万円。

有機フッ素化合物対策を実施する事業者への助成経費1億円などが含まれています。

熊本市の6月定例議会は6月30日まで開かれます。

テレビ熊本
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