岩手県平泉町の毛越寺で6月10日から「あやめまつり」が始まりました。
ここ数年と比べると開花は遅れていますが、紫色の花が訪れた人の目を楽しませています。
毛越寺で10日から始まった「あやめまつり」。大泉が池の近くには約300種、3万株の「ハナショウブ」が植えられています。
毛越寺では以前6月下旬からあやめまつりを開いていましたが、年々開花の時期が早まっているため2024年度の時点で2025年は開幕を10日ほど早めることを決めていました。
しかし2025年は5月中の気温が低かったため、現在(10日時点)咲いているのは全体の1割ほどにとどまっています。
それでも訪れた人たちは優雅に揺れる紫色の花を楽しんでいました。
観光客
「もうちょっと咲いてるかと思ったが、これが全部咲けば迫力があるでしょうね」
また2025年1月には敷地内にイノシシが出没し、一部のハナショウブを掘り起こすなどの被害がありましたが、あやめまつりへの大きな影響は無いということです。
毛越寺僧侶 南洞法玲さん
「見ごろは6月20日前後になると思う。彩り豊かになる毛越寺の浄土庭園をぜひご覧いただきたい」
毛越寺あやめまつりは6月30日まで開かれています。