老朽化による建て替えが検討されてきた三島市役所について、三島市議会は6月10日、現在の庁舎から約1キロメートル離れた場所に移転する案を否決しました。
建設から60年以上が経ち、老朽化が進む三島市役所の庁舎。
これまで建て替え場所の選定が進められてきて、現在の本庁舎がある場所と約1キロメートル南の南二日町広場に絞られていました。
静岡県三島市は2024年行った市民アンケートで約6割が「南二日町広場がふさわしい」と回答したことや費用や防災面なども考慮し広場への移転方針を固め、6月10日、市議会に移転案を提出しました。
そして10日開かれた本会議…
採決では賛成13票・反対8票と、移転に必要な3分の2以上の同意がなく否決されました。
市が2031年の完成を目指していた新庁舎の建設は振り出しに戻っています。