大雨のニュースです。県内は線状降水帯の発生のおそれはなくなりましたが、引き続き土砂災害に注意・警戒が必要です。10日は各地で雨が強まり、道路の冠水も相次ぎました。

【報告・峰松輝文】
「午前4時です。先ほどからかなり雨が激しくなってきました」

梅雨入り直後の大雨となった県内。今年初めて線状降水帯の発生予測情報が発表されました。九州北部に停滞した梅雨前線に向かって次々と暖かく湿った空気が流れみ、県内は未明から雨が強まり断続的に降り続けました。

【報告・野口貴史】
「こちらは午前9時半ごろの佐賀市です。ご覧のように道路が完全に冠水してしまい、道には動かくなってしまったであろう車も見受けられます。また、こちらの水路では残り数センチで冠水しそうなほど水位がかなり上がっています」

冠水した道路はナンバープレートが見えない程の水深に。ハザードをつけて停車した車や、直前で引き返す車もありました。

降り始めからの雨の量は嬉野で188.5ミリ。佐賀市駅前中央で151.5ミリ。白石で151ミリなどとなっています。
また佐賀市では午前8時43分までの1時間で44ミリの激しい雨を観測。バケツをひっくり返したような雨が通勤・通学の足にも影響しました。

【報告・峰松輝文】
「このあたりは歩道まで冠水してしまっています」

さらに午前8時の大浦港の満潮とも重なったことで、佐賀市内の道路では冠水が相次ぎました。県によりますと、武雄市や嬉野市の国道などが通行止めになり、伊万里市と鹿島市で合わせて2世帯が自主避難したということです。
梅雨前線はゆっくりと南下していて、線状降水帯が発生するおそれはなくなり、県内に出されていた警報はすべて解除されています。

一方11日は明け方から朝にかけて発達した雨雲が県内を通過し、雷を伴い雨脚が強まるところがある見込みです。
11日に予想される雨の量は多いところで1時間に30ミリ、11日午後6時までの24時間では80ミリとなっています。
これまでの雨で地盤が緩んでいることから、気象台は土砂災害に注意・警戒を低い土地の浸水、河川の増水に注意をよびかけています。

サガテレビ
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