「魚の宝石」とも呼ばれる「耳石」をご存じでしょうか。魚の頭蓋骨の中にできる石のような組織なんだそうですが、この魚の耳石を100種類以上も集めた高校生コレクターがいます。一体、その魅力とは?
宮城県庁で開かれた「三つ星耳石ハンター」の認定式。齋藤啓輔さんは仙台二華高校の2年生、最年少で三つ星耳石ハンターの称号を与えられました。
齋藤啓輔さん(16)
「頭付きの魚を100種類集めてくれたお母さんに感謝したいと思います。三つ星とれて、とてもうれしいです」
そもそも「耳石」とは、魚の頭蓋骨の中にできる石のような組織。魚が体のバランスを保つ働きをしています。「魚の宝石」とも呼ばれ、全国にコレクターがいるほど。小さいものでは1ミリにも満たない耳石、頭蓋骨から探し出すのが、至福の瞬間なんだそうです。
齋藤啓輔さん(16)
「見つけられるかなというわくわく感と、見つけられなかったらどうしようという緊張感。毎回新しい発見があるので、そこが魅力ですね」
お気に入りはこちら、「シログチ」の耳石。
齋藤啓輔さん(16)
「シログチの呼び名は『イシモチ』。耳石が石みたいな形をしてるから、けっこう珍しくていい形している」
9歳から集め始めた耳石は、いまや100種類以上。県は集めた数に応じて耳石ハンターに称号を与え、魚の消費拡大につなげようとしています。一緒に魚を買いまわったお母さんは…。
母・香奈さん
「珍しい魚を探すのが大変でした。長い時間がかかったんですけど、一緒に頑張れてよかったと思います」
齋藤啓輔さん(16)
「目標は1000種類。日本を歩き回りたいです」