デジタル技術を地域で行われるスポーツに生かそうとする取り組みです。
大分県別府市は、スポーツ施設に「AIカメラ」を設置し、大会の様子をインターネットで配信する取り組みを7月から本格的に始めます。
◆長野市長
「自宅にいながら自分の子供や孫の成長の姿、活躍の場を見ることができる」
この取り組みは別府市がNTT西日本など2社と行うもので、10日市役所で協定の締結式が行われました。
別府市内で行われるスポーツ大会のライブ配信は競技場に設置された「AIカメラ」で行います。
この「AIカメラ」は人が操作しなくても自動で選手やボールの動きを追いかけて撮影することができ、競技場に行かなくてもインターネットを通じて、試合の様子を見ることができます。
市は2024年10月から別府市民球場や実相寺サッカー競技場に「AIカメラ」をあわせて4台設置し、野球やサッカーの試合をライブ配信する実証実験を行ってきました。
利用者へのアンケートが好評だったことから、7月から本格導入するということです。
新たに「べっぷアリーナ」にも4台のカメラを設置し、野球やサッカーのほかバレーボールなどあわせて16競技の試合が配信可能となりました。
映像は市の専用ウェブサイトで見ることができます。事業費は3年間でおよそ1300万円だということです。
「AIカメラ」はライブ配信だけでなく、プロスポーツチームの練習での活用も想定していて、市は「合宿や大会の誘致にもつなげていきたい」としています。