冠水した道路を水しぶきを上げて走行する自動車。
海のような波が押し寄せていました。

佐賀市では道路の一部が冠水。
ハザードランプを点灯させ、停止する車も見られました。

大分・中津市耶馬渓では10日午前11時40分までの6時間に、6月の観測史上最大となる130.5mmの雨が降りました。

大分県と福岡県の県境付近を流れる山国川では、景色が一変。
茶色い濁流で避難判断水位に達したことを示す、赤色灯が点灯していました。

九州北部では発達した雨雲の影響で局地的に激しい雨が降り、大分県に土砂災害警戒情報が出ています。

午前8時の長崎駅前、視界が白くかすむほど強く打ちつける雨。
強風のため、傘を両手でしっかり持つ人の姿も。

そして、福岡県の人気観光地の1つ太宰府天満宮では、大雨により参拝客が激減。

雨の中、人気の牛の像と一緒にパシャリ。
記念撮影する人の姿がありました。

記念撮影する人:
(Q.たくさん触れましたか?)もう最高!(Q.雨のマイナスとすいてるプラスどっちが上回る?)すいてる方がいいですね。

一方、気象庁は10日、関東甲信地方と北陸地方で梅雨入りしたとみられると発表しました。

関東甲信地方は平年より3日遅い、北陸地方は平年より1日早い梅雨入りとなりました。

また、10日午前9時に南シナ海で熱帯低気圧が発生。
この熱帯低気圧は11日午後3時には台風になる見通しです。

台風となっても中国大陸に進む見通しですが、湿った空気が梅雨前線を刺激し前線が活発になる可能性があり注意が必要です。