兵庫県の斎藤知事が情報漏えいの責任として提案した、自身の給与をカットする条例案が委員会で継続審議となり、今議会では成立しないことになりました。

斎藤知事は、自らの告発文書を作成した元県民局長の私的情報を、当時の側近が漏らしたと認定されたことを受け、来月から3カ月間、給与を50%カットする条例案を議会に提出しました。

10日、開かれた兵庫県議会の委員会では、この条例案について審議が行われました。

【自民・伊藤栄介県議】「(情報漏えいは)知事の指示があったのかなかったのか、事実関係がはっきりしていません。県民が納得していない現状で本議案の可否を決することは県民の分断を深めるリスクがあると考える」

ほかにも「幕引きを図ろうとするのは許されない」といった意見なども出て、委員会は「継続審議」とすることを決めました。

責任の取り方について賛同を得られなかった斎藤知事。

議会との溝が埋まらないまま、12日、議会閉会日を迎えます。

(関西テレビ「newsランナー」2025年6月10日放送)

関西テレビ
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