10日午前、福岡市中央区の国道202号線(通称「国体道路」)が陥没し、市などが復旧作業を進めています。

上下4車線とも通行できない状況になっていますが、高島宗一郎市長は夕方、現場付近の通行再開は11日午前5時がめどとなるとの見通しを明らかにしました。

高島市長は午後5時前、現場で報道陣の取材に応じました。

今後の作業について、10日午後8時ごろまでに流動化処理土を流して空洞を埋めて新たな人工的な地盤をつくり、処理土が固まったのを確認して、11日午前1時ごろからアスファルトの敷設を行うということです。

アスファルトは4車線ともいったんはがして舗装し直し、車道の線などを引いて、11日午前5時をめどに通行再開させたいと話しました。

ただし天候や作業の状況によっては遅れることもあるということです。

高島市長は「市民の皆さんが通勤で使う時間までには戻したい」と話しました。

また陥没の原因については、地下に雨水管を作る工事をしていたところに、10日の朝にかけて大雨が降ったことが最終的な引き金になった可能性があるとの見方を示しました。

テレビ西日本
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